片道60分の街

はっ、はっ、 しろい息
タッ、タッ、 駆けていく
木の葉の真ん中に
ミスター・フレディ
パンプスのかかと
凍え縮み
リズムが早まっていく
レンガ街道
さむい さむい ふゆの空には
うみの波打つ
こえが ひびくよ
あたしを あたためてください
あたしの 小さな手をつないで
あたしを あたためてください
あたしの 小さな手をつないで
冷え切った ひとさしゆびは
あなたを 求める 探知機
はっ、はっ、 しろい息
ぽっ、ぽっ、 あかくなる
ほほを なでてみる
厚さ5ミリの冷たさが
あたしを ぎゅっと
抱きしめてた
さむい さむい ふゆの空には
うみが踊った
曲が ひびくよ
あたしを あたためてください
あたしの 小さな手をつないで
あたしを あたためてください
あたしの 小さな手をつないで
冷え切った ひとさしゆびは
あなたを 求める 探知機
あたしを あたためてくれたら
きっと きっと
あなたも…
街を歩いていました。
冷たい外気が肌をつついてきました。
うっすら頭が痛くなって、
耳も痛くて。そんなとき、
昼下がりの空が、海を真似ていました。
鳥が優雅に泳いでいました。
maru
瞬く時に
nice to meet you
はじめまして、まる(maru)と申します。
ふと生まれた“詩(うた)”を、
自分以外の人たちにも
触れて欲しい。
そんな気持ちから、アナログ人間にしては、
だいぶ頑張りました。

そんなこんなで、いつかは、
文字を歌声にして届けられたらと、
個人的な夢の第一歩を
この場を借りて踏み出しちゃいます。
どうぞ、そんなmaruを
宜しくお願い致します。
二の足を踏んでも、突っ立て居るのと
同じ。
背中を、そっと、おしてくれた北風に、
目を閉じて、ありがとう。
maru