3月29日、中日新聞さんの三河版に記事を掲載してもらった日でした。

「葵ちゃんっ!!新聞に載っとるじゃんか!頑張ってるね!!」
と電話をくれた先生がいます。
バリバリの三河弁。聞いて和みます。笑
彼此、20年のお付き合いです。

彼は教師を定年退職した後も、ずっと現役の“先生”で、この3月まで豊田市にあるルネサンス高校という学校で校長を務め、卒業生を見送ったところ。

もらった電話の声はいつも通り元気で、
電話越しにも、先生が満面の笑みなのは手に取るように分かりました。

とても嬉しかった。

ここではとても伝えきれないほどに
お世話になった先生で、話すと本当に長いので諸々は割愛しますが、
担任してもらったわけでもなく、
授業を受けた訳でもなく、
ただただ野外実習的なお茶摘みで、茶畑で出逢いました。
(西尾市内では中学にあがると茶摘みをする日があるのです。名産お抹茶の原料になる茶葉を摘む体験をします。)

違う学校の先生だったのですが、面白そうな先生だな、先生っぽくない先生だ!
と子どもながらに私のアンテナが反応しました。

この人とは縁を切ってはいけない。
というよりも、繋がっていなければならない!
途切れてしまったら、
絶対、人生、損をしてしまう!!

と、よく分からない衝動に駆られて、
懐いていたといいましょうか。
ずっと、ずっと大好きなんです。

太陽みたいな人だけど、決して眩しすぎず、ギラギラしてなくて、暑苦しくない、
あたたかな人でした。
だから、私も近くに居られました。
先生と居ると、
縁側で、日向ぼっこしている心地よさ。

今日はそんな先生の告別式で、アトリエもお休み頂戴して、
たくさん泣いて、たくさん、ありがとうしてきました。

「いつも笑顔で、元気です。」
が先生のキャッチコピーみたいなもので、
遺影も皺くちゃの笑顔で、素敵な写真でした。

こういう機会が、これからどんどん増えてくるだろうし、私も其処へ向かって今を生きているんだけど、
父が亡くなった時もそうだったけれど、
この世からは離れるんだけど、
私の中では、より身近に、常に見守っていてくれるような感じがしています。

ほんの2ヶ月前にも、maruに良くして下さった方が亡くなったばかりで、
今日も今日で本当に悲しいし、喪失感は凄まじいのですが、
ここまでの想いをさせてくれるくらい
与えてもらったもの、助けてくれたこと、
可愛がってもらえたことのが貴重で大切で、
かけがえのないって、まさに今なんだなぁと
出会えて嬉しい、ありがとう。
の方が、やっぱり勝ります。

最後に撮った写真は1年前のもの。
最後に会えた時は去年の11月。鍋焼きうどん一緒に食べました。
最後の声が2ヶ月前の電話。
元気な声が耳に残ってます。

先生は先生の美学を貫いて、逝きました。
かっこいい。

私もmaruで、
どこまで魅せることが出来るのか。
日々、挑戦です。

世界中にmaruが届くように、先生には引き続き応援してもらうつもりです^^

家族や友人はもちろん、私を構成してくれている皆さんに良縁が繋がって行けばと思います。

長々とすみませんでした。
犬塚先生への愛を、ただただ綴りました。笑

皆さんにも、精一杯の感謝を!!
いつも、ありがとうござゐまる(^人^)

2019.05.30  maru

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