先週の13日の金曜日のこと。
ジェイソンに襲われる恐怖と戦いながら・・・というのは真っ赤なウソですが(笑)

ちくさ座(単独公演でお世話になった円形劇場です)で

「AOI NO UE 葵の上」

という能とフラメンコ(コンテンポラリーダンスも含めて)のコラボ舞台を観にゆきました。

ご縁あって出演者のダンサー加藤おりはさんから、お声掛け頂いたこともあり、

源氏物語、かつ葵の上と聞いたら、行くしかない!!
というのも、高校3年生の時分、葵の上をテーマに演劇をしたのであります(笑)
わたしは恋多き男子、光源氏役。
その証拠、突如として17歳の私(笑)
学校祭にて!
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そのとき初めてかな?オリジナルの楽曲を披露したのは。
葵の上へ向けた恋文をイメージして作詞、作曲した短い唄をうたいました。
伴奏を友達にピアノで弾いてもらいました。あの頃から鼻唄作曲。
成長が見られない私めでふ(笑)

話は戻り…そんな主観的な思い入れもありましたし、
何が、どんな風に舞台になるのか?!という多大なる興味で
ウキウキと開催を待ち焦がれていたのであります。


薄暗い空間に浮かぶ、小袖。
闇に響く、小鼓の音。
想いの熱が伝導してくるギター。
それに寄り添うおおらかな声。
絡みつく、古の言葉。
心の表裏一体を見たようなダンス。体の、蠢き。
足元にまで浮き出た筆の跡・・・


目の前で繰り広げられる、心情の移りかわりに息を飲み、
身を乗り出して、かなり前のめりに。
踊れないけど、動き出しそうな体を緊張感でおさえまくり、

どっと疲れました。。。(笑)
ただ座ってただけなのに!!この高揚感と脱力感は?!


”引き込まれて、魅了される”

まさに、それを体感した夜でした。

いろいろと事細かに、その舞台の彼是をつづるつもりでいたのですが、
映像も写真もないし、文章で表するのは、ひどく愚行かなと思って・・・

やめときます(笑)
あっさりと。

これは、生で見てもらわないと!!
再演しないかな〜〜〜(笑)

これはずっと、やり続けてほしい演目です!!!←独断

終わった瞬間の、あの、どっちつかずな空気。
これで終わり?まだ続くの??
という、きょとんとするような。
真っ暗な静寂の中で不安と期待に揺れる気持ちというか・・・

たまりませんでした(*´ェ`*)

正直、もう少し余韻に浸りたかったのですが。(拍手早いんだもん・・・笑)
まぁそれは各々の感覚ですから致し方ない。

とにかく、終わってすぐ、良かった!!し、好み!!な作品には違いなかったのです。
間違いなく興奮しておりましたゆえ。
けれども。どう、良かったのか。何を、この舞台から汲み取るべきか。というところで
熟考すべきだと感じたんです。

お持ち帰りしなきゃってね♪

分かりやすいものも好きです。
でも、こうして、自分なりに想いめぐらすものが
もっと、もっと好きです。大好きです。

ハマル。何か。

私も創造していきたいです。いい刺激物でした。

作品との出会いに心から感謝です(●´ω`●)るん♪

チケット、プログラムに至るデザインまで
繋がっていて、こういう統一感も素敵でした。
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そうそう。これを最も伝えておかなくちゃ。
なによりも、
出演者の皆さんからの、

”魅せる”

という気迫が半端なくて、その強い想いが、
表現を通して、ドカン!!と体当たりしてきたようでした。

心地よい、体当たりです。これなら、どれだけ痛くても構わん!!
みたいな(笑)

今もまだ夢うつつであります。
すべての事象が重なりあって、十二単を纏ったような気持ちにさせられました。
憧れと羨望の最中。


私も、頑張らなくては!!!!
まる作業!まる作業!!


2015.03.18
maru